幸せの種は誰が植えたのか
西原理恵子という人の生き方見方にびっくりして、当時無茶苦茶カッコつけの嘘つきなおっじょうっさん(爆笑)だった私はとりあえずこの人みたいな無茶苦茶な生き方すると決めて自分なりの無茶苦茶をした。
ものの見方も考え方も価値観も全部ひっくり返して。
結構頑張った。
割と色んな感情を生々しく味わって生々しく行動した。
途中で麻痺して体も動かなくなったけど(そもそもで無理をしていた模様。所詮はおっじょうっさんっ(笑)というところなのだろうか。それでもまあ頑張ったほうかと。)
でも結局私は今どんどん原点にかえってきていて、大分幸せな状態になってきている。
西原は大学受験の前日だか当日に金が原因で父親が自殺している。
西原の母親は『家を売れ』と西原の父親が西原の母親をボコボコに殴っても、脅しですごいスピードで車を走られてもそれでも「子供のために」と家を売らなかったそうな。
父親の葬儀のあとに借金の返済やらなんやらで残った140万のうち100万を西原に渡して『これで東京へ行け』と言ったらしい。
『負の連鎖を断ち切るための1人分の片道切符を託した』そうな。
余程の忍耐と勇気と決意と愛がなくちゃ絶対にできない行為だ。
結果、紆余曲折あったものの、西原は幸せを自ら獲得した。勝ち取った。(たぶん。)
でも、この幸せの種を植えたのは恐らく西原自身ではなくて西原の母親なんだと思う。
私の幸せも恐らく私が植えたものではなくて、何かが誰かが植えてくれたものなのかもしれない。
そう考えるとただもう手を合わせて有り難うございますと頭を下げるしかない。